そろそろ当院の飼主の皆様のお手元にはお知らせの葉書が届いた頃かと思います。
今年の春から、当院の診察は大きく2点の変更があります。

１、時間予約制の導入（3/15以降の診察について）

ご来院時間を分散させ待ち時間を軽減すること、および、診察に十分な時間を確保することを目的として導入することと致しました。
予約制の導入で、待ち時間を気にすることが少なくなると喜ばれる方もいらっしゃれば、散歩ついでに立ち寄れなくなるし、都度予約を取るのが面倒と思われる方もいらっしゃると思います。開始してみないと分からない部分も多いですが、調整を加えながら、より良い診療体制を作って参りたいと思います。是非ともご協力のほど宜しくお願いいたします。


予約システムは3月1日から稼働させ、3月1５日以降の診察は予約制となります。3月14日までのご来院は予約不要です。3月1日からホームページを改修し、予約システムへご案内するバナー（ボタン）等を表示いたします。電話でのご予約もお受けしますが、処置中で全てのスタッフの手が空いておらず、電話に出られない場面も度々ございます。できる限り、ネットからの予約にご協力下さい。また、緊急時（呼吸困難、痙攣発作、虚脱、異物誤飲や、明らかに様子をみていてはいけないと感じられる症状の時）はまずご連絡を下さい。

２、 休診日の変更

現在、日曜日は午前中診療をおこなっておりますが、3月より第１、３日曜日を休診と致します。なお、第２、４、５日曜日は現在同様に午前中診療を行います。
スタッフ全員が幸せでいられ、個々が自己実現を目指せる持続可能な勤務体制を作るために変更することと致しました。

動物が元気になり再び飼主様との日常を取り戻すために、我々は日々努力しておりますが、そのためには、なによりそこで働くスタッフが心身ともに健全でなければならないと考えています。

動物病院での勤務は、慢性的な長時間勤務や休日、休息の少なさが指摘されており、スタッフが疲弊しながら働いている施設も少なくないと考えています。飼い主様にとっては、かかりつけの病院が365日、24時間で診察していればそれは安心です。しかし、当院のような一次診療の病院では、実現しようとすれば、人件費が高騰し、診察費が相当に大きく上昇してしまい、それはそれで、一次診療としての役目を果たせなくなってしまいます。

当院では、開業当初から多くの関係者との繋がりにより、一体となって地域獣医療を支えることを目標としており、休診日や夜間は、周りの病院の力を借りることで、それを実現しようとしております。今後、スタッフ規模がより大きくなるなどした場合には、診察時間の延長等について可能な限り柔軟に対応したいと考えております。
飼い主様におかれましては、ご不便をお掛け致しますが、この考えにご賛同いただけたら、この上ない幸せです。

私は難しい手術や特殊な治療ができるといった特定分野のスペシャリストではありませんが、地域の一次診療施設として、安心できる獣医療を提供すべく今後とも努力を続けて参ります。